生産計画スケジューラ(APS)のしくみと効用
特殊車両工場の生産計画スケジューリング
真のボトルネックを発見した
特殊車両を生産している工場を訪問した。一般の乗用車は生産台数も多く、需要も比較的安定しているためかんばん方式が適用できる。しかし、特殊車両は需要の変化が激しく、オプションや特注部分も多いため、かんばん方式が適用しにくい。そこで、生産計画スケジューラの導入が検討・決定された。
今回は、生産計画スケジューラ運用開始後の訪問である。生産計画スケジューラは順調に運用されていた。「生産計画スケジューラを導入してどんな効果がありましたか」と質問してみた。特殊車両の生産スケジュールを立てるために生産計画スケジューラを導入し、その課題は比較的簡単に解決できた。思いがけない効果もあった。生産計画スケジューラで生産スケジュールしてみると、いままでボトルネックと誰もが考えていた工程が実はボトルネックではなく、別の工程がボトルネックであることが判明したのだ。そして、この会社は年間売り上げの4%を新規生産設備の購入予算としている。これは数億円になるが、ボトルネック工程を正しく知ることにより設備投資効率が飛躍的に向上し、それだけでも生産計画スケジューラ導入にかけたコストが1年で回収できるという計算になるそうである。このようにお客様のところで生産計画スケジューラのコストメリットが非常に大きく出た話を聞くたびに嬉しい限りである。
みなさんの会社でもボトルネックを見間違えていないかどうか再チェックが必要ですね。
関連項目 : ボトルネック中心のスケジューリングによるスループット増大
関連項目 : 長期スケジューリングによる設備投資計画
関連項目 : かんばん品と非かんばん品
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