トップ企業の生産スケジューリング・・・短納期と確実な納期管理

エレクトロニクスのある業界国内トップシェアの会社を訪問した。すでに生産スケジューラを10本以上導入し、大きな効果を出している。訪問した理由は、今回納入した生産スケジューラにバグがあるとの報告からだ。バグの内容は遠隔地では状況が込み入っていて不明確な点があり、また、ご迷惑をおかけしていることなどから、今回訪問することとなった。バグの内容はすぐに明らかになりすみやかに修正できた。

データを見たところ、資源の登録数は4000以上、今まで見た中でもっとも多い。そのうち3000程度は金型だ。製品の種類だけ金型があるためこんなに多数の金型が登録されている。金型は製品に対して1種類しかないことがおおい。そして、金型がいつ使用可能かが生産スケジュール作成の大きな制約条件となるため、わざわざ生産スケジューラにこんなに多数の金型を登録して生産スケジュールすることが必要なのだ。メインの機械は十分な余裕を持っている。顧客のオーダに短納期で対応するためだ。

オーダが入ってくるとすぐに生産スケジューラで納期からバックワードに生産スケジューリングし、着手日、原材料の確認をして、生産スケジュールをFIXする。これでJust in Timeな生産スケジュールが作成できる。特急のオーダはフォワードに生産スケジュールし、なるべく早く生産着手すると、いつ生産完了するかがわかる。そして顧客に納期回答する。これで、生産リードタイム最短の生産スケジュールが作成できる。

直近の納期のオーダは、納期に間に合うかどうか確実に分かる。遠くの納期のオーダはいつ着手すればよいか、いつまでに原材料が揃えばよいかが確実に分かる。もし、人間が4000もの資源の生産スケジュールを管理せよといわれたらなかなかできるものではない。

この会社が業界トップを維持している理由の一つがこの生産スケジューラによる短納期と確実な納期管理であると感じた。

written by 高橋邦芳@生産スケジューラAsprova

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