リーンマニュファクチャリング(リーン生産)を実現する、日本で生まれた生産管理やカイゼン手法を紹介

1 アジア進出、その手始めに

時は、2006年。
 成長著しい中国市場は、世界中のビジネスマンから熱い注目を集めていました。
 日本の中堅メーカーの経営企画室長・コボリさんも、そのひとりです。コボリさんはつい先日、アジア進出の担当者に抜擢され、取引先のイシダさんから、アジアの事情に詳しいという人物・フジイさんを紹介してもらいました。
 フジイさんの知恵を借りるため、五反田のオフィスにやってきたコボリさん。

コボリ
はじめまして、コボリと申します。遅ればせながら、うちでも中国進出をするべきかなと考えておりまして。アドバイスを頂戴できればうれしいです

やあこんにちは。イシダさんとは長いおつきあいですから、お安いご用ですよ。まずは御社について、改めて教えてもらえませんか
フジイ
コボリ
弊社は、主にプラスチック製品を作っています。創業は1980年、バブル景気の頃です。キッチン用品などからスタートして、現在はテレビや掃除機といった家電の部品が中心です

ふむふむ。それで、なぜまた海外に?
フジイ
コボリ
実はこのところ、海外進出の流れに乗り遅れた影響が出てきていて、国内での受注が激減しているんです。そこで、これまで培った技術を自動車の部品などの製造に活かして、新天地で起死回生を狙おうというわけなんです

中国は人件費や土地代がまだ安いですからね。中国進出について、他に決まっていることはありますか?
フジイ
コボリ
正直なところ、リスクを恐れて足踏みしている状態です。右も左もわからなくて、とにかく判断材料を集めたいという段階なんですよ。お恥ずかしい・・・・・・

いえいえ、そんなことはないですよ。海外進出の明暗を分けるのは、なんといっても事前の情報収集です。とことんやりましょう。とりあえず、中国まで行ってみましょうか
フジイ
コボリ
!?