リーンマニュファクチャリング(リーン生産)を実現する、日本で生まれた生産管理やカイゼン手法を紹介

13 なぜ、在庫管理できないのか?

中国の工場で多忙な日々を過ごしているコボリさんですが、疑問に感じたことは手帳になんでもメモし、帰国したときに、まとめてフジイさんに尋ねています。

コボリ
そういえば、この間から、工場のシステムにちょっとした不具合がありまして

なんでしょうか?
フジイ
コボリ
生産管理システムには、MRPという機能がありますよね

はい。部品の種類と在庫数から、資材がいつ不足するかを予測して、あらかじめ調達してくれる便利なシステムです。われわれのシステムは処理能力が高いので、複数のシミュレーションができるようになっています
フジイ
コボリ
ええ、当初は順調に稼動していて、とても助かっていたのですが、最近どうも調子が悪く、正しい数字が出ないようなんです。かといって、コンピュータ自体の調子が悪そうなわけでもないですし

ふむ・・・・・・数字上での不調が見られるということでしたら、もしかすると、現場で人的な問題があるのかもしれませんよ
フジイ
コボリ
えっ、全自動でやってくれるシステムなのに、人的な問題ですか?

MRPの動作を徹底させるには、倉庫の物理的な在庫とシステム上の理論的な在庫が合致していなければなりません。しかし、現地でモノづくりに従事する方々は、この物理的な在庫の管理にあまり積極的ではないことが多いのです。余計な仕事と思われてしまって
フジイ
コボリ
うーん、それじゃあ困るんだけどなあ

現場の意識改革と再教育。これに尽きるでしょうなあ
フジイ