アジアを渡り歩いたIT屋が教える アジア進出を成功させるレクチャー

14 目的のために手段を選ばない、上昇志向の中国人

2016.03.25

フジイさんのもとに、半年ぶりに現われたコボリさん。なんだか、様子が変です。

どうしたんですか? すっかりやつれて
フジイ
コボリ
いえ、それがですね・・・・・・あのリーさんが、突然辞めてしまったんです。フジイさんにも会っていただきましたよね

素直ないい方でしたよ。なにか、思い当たる原因はありますか?
フジイ
コボリ
とても熱心な勉強家だけど、愛嬌もあって、私にとっては頼れるパートナーであると同時に、友人でもあるような人でした。当然、待遇にも反映させていたつもりですし、一緒に来日したときは、秋葉原に連れて行って爆買いをさせてあげたりもしました

そういえば彼、『中国のカップヌードルはおいしくない。日本のカップヌードルが一番』って言っていたから、帰国するときにカップヌードルのお土産をたくさん持たせてあげたら、すごく喜んでいたっけなあ。懐かしいなあ
フジイ
コボリ
・・・・・・あれ、今日のフジイさん。なんだかやけに冷静じゃないですか?

中国人の職業観は、そんなものなんですよ。ITは自分にとっての〝ステップアップのための道具〟と考えていますから
フジイ
コボリ
〝ステップアップのための道具〟ですか

つまりですね、専門的な技術を覚えるのは、その会社のためではなくて、自分がもっと条件の良い企業に転職する際の武器にするため。競合企業に転職することなんてなんとも思っていないものなんですよ
フジイ
コボリ
言われてみると、妙に熱心だったような気もします。細かい、具体的な質問が多くて、回答は逐一メモしていました

リーさん、最初から転職するつもりでいたのかもしれませんね
フジイ

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