アジアを渡り歩いたIT屋が教える アジア進出を成功させるレクチャー

25 アジア市場のこれからを見通す

2016.03.25

コボリ
チャイナ・プラスワンでタイの調子が良いなと思ったら、今度は国内の不況です

アジアのビジネスをめぐる状況は、かくも変化しやすいのです
フジイ
コボリ
ということは、ある日を境に突然、好転することだってありえるのですよね?

今すぐにというわけにはいかないでしょうけど、そう捉えることもできます。例えば、中国。リスクを恐れて撤退していく流れは依然として止まりませんし、新規の進出先として積極的におすすめはできませんが、今後の見込みがないと断言することはできません
フジイ
コボリ
なにせ、広大な土地に13億人もの巨大市場があります

ええ。近い将来、現在のチャイナ・リスクを補ったり、はるかに凌駕してしまうメリットが実現されてしまう可能性だって十分にあります
フジイ
コボリ
中国には、リスクと同じくらいに可能性もあるのですね

はい。でも、そんな中国に比べて、日本の市場の縮小傾向、逼迫感は揺るがしがたい面があります。やはりと言いますか、もはや、グローバル化は当たり前の時代といえるでしょうね
フジイ
コボリ
ガラパゴスのような環境に閉じこもっていても、大きな成長は望めない、と

コボリさんも、ずいぶんとたくましくなってきましたね。頼もしい限りです
フジイ

――傍らにあったキャリングケースに手をかけ、立ち上がるコボリさん。そろそろ、空港へ向かう時間のようです。

コボリ
じゃあ、ちょっとタイに行ってきます。また、お会いしましょう!

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