リーンマニュファクチャリング(リーン生産)を実現する、日本で生まれた生産管理やカイゼン手法を紹介

7 英語は世界の共通語?

フジイさんのアドバイスを受けたコボリさんは、現地の人材や大口の顧客を確保しつ つ工場を立ち上げ、稼動させるところまでこぎつけることができました。そのお礼も兼ねて、一時帰国中のコボリさんが、フジイさんのもとへやってきました。今日は、何やら見知らぬ男性を連れて、2人での来訪です。男性はすらりとした体型で、眼鏡の奥には切れ長の目を光らせており、いかにも頭脳明晰そうな雰囲気。風采の上がらないコボリさんとは対照的で、どこか滑稽にも見えるコンビです。この男性こそが、コボリさんの現地パートナーを務める中国人・リー(李)さんです。

コボリ
今日は私の片腕を連れてきました。中国から来てくれた、リーさんです

リー
はじめまして。私、リーと申します。コボリさんから、あなたのこと、よく聞いています

やや、こちらこそよろしく。日本語、ずいぶんとお上手ですね
フジイ
コボリ
彼は、日本語だけでなく英語も堪能なんです。交渉ごとなど、様々な場面でいつも助けてもらっています

リーさんは、通訳だけでなく業務の内容も理解されているのですか?
フジイ
リー
もちろんです。大手企業でも通用するようなノウハウを、この職場で身につけたいと考えていますから

・・・・・・なるほど。積極的ですね
フジイ
コボリ
ええ。彼に来てもらえてよかったです!

リーさんのように、現場のことをきちんと理解しようとしてくれる現地の方は、とても貴重な存在なんですよ。大事にしてあげないと
フジイ
リー
ありがとうございます。一生懸命勉強して、スキル、覚えます

とはいっても、彼に頼りすぎるのもいけないから、コボリさんも、腰を据えて現地語を勉強してみてはどうでしょう。2、3年ではなくて、もっと長い期間
フジイ
リー
ああ、わかります。日本人、すぐに帰る。馴れてきたら、いなくなる