リーンマニュファクチャリング(リーン生産)を実現する、日本で生まれた生産管理やカイゼン手法を紹介

8 現地の人との軋轢を避けるために

コボリ
ところで、今日は折り入ってご相談したいことがありまして・・・・・・

お安いご用ですよ。なんでしょうか?
フジイ
コボリ
実は、財務会計と生産管理の新しいソフトウェアを導入しようと躍起になっているのですが、現場のみなさんへの説得がうまくできなくて

リー
昔、高いコストで、苦労して財務会計システムを入れたのに、結局運用できなかったことがありました。工場のみんな、それ覚えてる

コボリ
ええ、そのような経緯があって・・・・・・みなさんどうも、そのときのトラウマが強いようなんですよね。それに、どう説明しても、日本と中国とでは状況がひとつひとつ違うものですから、遅々として進まないのです

同じアジアとはいっても、中国と日本ではずいぶんと事情が異なるものですよ。一方から眺めると、もう一方はまったく異質なものに見えてしまいます
フジイ
コボリ
〝ガラパゴス化〟なんていう言葉もあるくらいですから、島国の日本は、もともと異質なものを育む風土があるのかもしれませんね

リー
私も、来日するたびに驚きます。コボリさん、大変ですね

コボリ
リーさん・・・・・・

海外に駐在していると、業務への取り組み方だとか、仕事への考え方だとか、すべてが違っていて、日本に戻ると違和感を覚えてしまうんですよね。『日本の常識は世界の非常識』であると、身をもって感じます
フジイ
コボリ
ええ。毎日そう実感しています

日本のやり方をそのままアジア諸国に持ってきても、うまくいかないことのほうが多いものです。情報システムだって、それは同じではないかと
フジイ