需要予測

季節変動

Seasonal Variation

予測における時系列分析での変動要素の1つで、製品の生産や販売が、その製品の特性により、季節に対応してある一定の傾向で変化することをいう。また、年間の稼働日を考えてみた場合、各月の休日、祝日はまちまちである。したがって、各月の稼働日もいろいろであり、正月休みのある1月と7月では稼働日の数に3~4日の差がある。1ヵ月30日に対する4日は10%以上の割合を占め、決して無視できない値である。これら年間を通じての稼働日の変化も季節変動という。
たとえば、インフルエンザが流行するのは冬、とくに1~2月であり、薬の販売量も需要期に一致し、その時期急激に増えるのが一般的である。しかし、生産面でみると、そのピークは販売のそれよりも早くおとずれるようになる。
このように、全く同じ製品を扱った時でも季節変動という捉え方をする場合には、生販別々に把握する必要がある。