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多段階逆部品表

Indented Where-used Bill of Materials

多段階逆展開部品表ともいわれ、指定された品目の上位品目を、その構成に従ってレベル別に表示した部品表であり、部品の標準化、設変、原価変更による製品影響度および欠品の影響検討などに用いられる。図の例では、品目イを指定した場合にその親品目aがまず表示され、続いて品目aの親品目Xが表示される。また品目イは共通に使われているため、品目cも同様に表示される。 多段階逆部品表を作成するには、展開手法の中の多段階逆展開が使われる。この手法では、主に上位品目を捜し出すための親捜しの関連を中心に使い、ストラクチャ構造の部品表を下(材料)から上(製品)へ向けて、1段1段検索していく。多段階部品表は、正・逆部品表ともレベル表示をするのが普通である。逆部品表では、このレベル0に表示された品目が展開依頼品目で、最大レベル(図の例ではレベル2)に表示された品目が製品である。

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